[J1]第14節 大分トリニータ vs FC東京

2020 J1リーグ 第14節

大分トリニータ 0 – 1 FC東京

Stadium:昭和電工ドーム大分

得点
29分:安部柊斗(東京)

FC東京
FW レアンドロ(84’原大智)、永井謙佑(55’アダイウトン)、田川享介(55’内田宅哉)
MF 安部柊斗、品田愛斗、三田啓貴(67’シルバ)
DF 小川諒也、森重真人、渡辺剛、中村拓海(84’中村帆高)
GK 林彰洋
sub:波多野豪、オマリ

大分トリニータ
FW 伊佐耕平(46’知念慶)、渡大生(46’三平和司)
MF 町田也真人(68’田中達也)、羽田健人(92’佐藤和弘)、島川俊朗(60’前田凌佑)、松本怜
DF 香川勇気、三竿雄斗、鈴木義宣、岩田智輝
GK キョンゴン
sub:吉田舜、刀根亮輔

疲れも見えましたが、めでたく白星

よく走りました。

うまく連動できていた

 台風の報道が不安を煽る中、名古屋戦を終え疲れた体のまま大分へ。本来はじっくり休息を取る時間を飛行機やバスで過ごすのはさらに過酷。こっちは中2日なのに相手はまた1週間空きです。

 高萩とディエゴは完全休養で東京に置いてきた。代わりに入るのは品田と田川。田川は7月12日の横浜戦で肩を負傷して以来の復帰となった。いきなり先発なのは驚いたけど、つまりこれは太一と内田より評価が高いということの裏返しだ。

 正直怪我で出られなくなる前から田川の良さがよくわかっていなかったけど、この試合では他2人より評価が高い理由は少しわかった。ディエゴは体の強さを生かしてやや低めでもらって自分で運んでいくタイプだけど、田川はそれはできない代わりに裏抜けを何度か狙っていてそれは悪くなかった。結局チャンスに絡んだりシュート打ったりはなかったけど、何かしてくれそうな雰囲気はあるなと思った。

 ただ守備はややサボりがち。ダルそうに歩いている場面が目につき、プレスもパスが出てから行くことが多いのであんまり意味がない。それは太一と内田にも通ずる課題だ。今の東京には何より求められることだから。

 田川の守備は甘めだったけど、それでも今日の東京のプレスは効いていた。大分は繋いでくるポリシーを捨てることなく後ろから頑張るが、連動性や個々の技術が申し訳ないが追いついていないので格好の餌食。かなり苦しめられていたと思う。そしてプレスに行く時と行かない時の判断がちゃんと認識合わせ出来ているので、無駄に誰かが行くことはなくて美しかった。

 2試合連続となった安部のゴールが決勝点となり最小点差での勝利。しかしそこまで危ない場面もなかった。大分はサイドを広く使って揺さぶるまでは上手いのに、そこから勝負してこないので怖くない。綺麗に崩すことが目的になっているようだった。

 東京はビルドアップがちょっと上手く行っていなかった部分がある。前の5人がみんな上がりすぎていて5トップみたいになっているので、なかなか楔のパスが入れられない。三田なんかはもう少し下がって起点になるプレーをして欲しかった。三田と田川のポジションが被りすぎて出しにくい上に、拓海のオーバーラップするスペースを埋めてしまっていた。

 品田は前回よりも良くなっていたね。どうやら一番走っていたらしいし、相変わらず面白いパスを出す。欲を言えばもっとボールを触って欲しい。たぶん触ってなんぼの選手でしょ。

 後半に永井と田川が下がってからは前から行けなくなって下がり始めてしまった。実況の人が4-4-2に変えたと行っていたけど、あれはただ右ウイングに入った内田のポジションが低すぎただけで、フォーメーションは変えていないと思ってる。何度でもいうけど、内田はプレスの強度が低すぎる。奪う気もなくただ寄せるだけをプロの世界ではプレッシャーとは言わない。ボールを持って前に出て行く時のプレーは良い。

 今日はサイドバックはあまり目立たない試合だったけど、帆高ではなく小川が出ている理由はわかった。ゴールキックなどのフィードにことごとく競り勝っていた。丁寧にパスを繋ぐのが苦手なチームにおいて、あそこで競り勝ってくれるのは大きい。文句ばっか言ってて悪かった。

 なんかACLの振替のおかげで、11日後にはまた大分とやるらしい。この調子で勝ち点を重ねていきたい。フロンターレの独走態勢に待ったをかけられるのは僕たちでありたいよ。

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