[J1]第32節 ベガルタ仙台 vs FC東京

2020 J1リーグ 第32節

ベガルタ仙台 2 – 2 FC東京

Stadium:ユアテックスタジアム仙台

得点
15分:レアンドロ(東京)
47分:長沢駿(仙台)
64分:高萩洋次郎(東京)
84分:松下佳貴(仙台)

FC東京
FW レアンドロ(80’田川享介)、永井謙佑(70’アダイウトン)、内田宅哉(86’原大智)
MF 安部柊斗、高萩洋次郎、東慶悟(70’三田啓貴)
DF 中村帆高、オマリ、森重真人、中村拓海(46’小川諒也)
GK 児玉剛
sub:波多野豪、丹羽大輝

べガルタ仙台
FW クエンカ、長沢駿(70’赤崎秀平)、山田寛人
MF 佐々木匠(46’兵藤慎剛)、椎橋慧也(80’石原崇兆)、浜崎拓磨(70’松下佳貴)
DF バラ(59’蜂須賀孝治)、飯尾竜太朗、金正也、平岡康裕
GK スウォビィク
sub:川浪吾朗、マテ

相手は最下位だぜ。頼むよ・・・

交代選手が何も生み出せていない

 ACL開催のため日程変更で早まった32節。この試合が終わるとJリーグの試合はしばらくなくなります。弾みをつけて旅立つにはちょうどいいはずの最下位、仙台とのゲームです。弾みはつきませんでしたが。

 キーパー児玉が初スタメン。彼にとってこの試合がJ1のデビュー戦になったらしい。前半のキャッチングは安定していたし、終盤にも良いセーブでチームを敗退から救った。欲を言えば失点のどちらかは止めて欲しかった。簡単ではないけど。

 そして最大のニュースはキャプテン東の復帰だ。東には試合勘というマイナスポイントはないのだろうか。久しぶりの実戦にしては見事な出来だった。今のように後ろと前がバラバラになりがちなチーム状況では一際輝く。

 右のインサイドハーフに入るといつも気の利くポジショニングで味方をサポート。ずっと三田にやって欲しいと思っていた引いて受けてビルドアップを助ける動きも完璧だった。交代は復帰戦ということで時間を決めてのものだろう。どの監督にも重用されてきた意味がよくわかるよほんと。

 左サイドバックに入った帆高が思い切りのいいオーバーラップをすることで、レアンドロにプレーの選択肢が生まれ、かなりやりやすそうだった。帆高はボールを前で受けても別に突破もクロスも出来るわけじゃないが、あのランニングは相当に効果的だった。それだけに拓海がパスミスを連発してハーフタイムで下げられたのが悔やまれる。諒也は拓海と同じかそれ以上にミスばかりだった。

 というか諒也だけじゃなく、三田もアダイウトンも田川も太一も交代で入った選手がもたらしたものは何もない。守備の強度は下がりボールキープも出来ず、一体何をしに来たのかわからない。特にアダイウトン。無理やりな突破もあの程度の成功率で決定機すら作れないのならもっと前から守備をしろ。メッシのような顔してんな。

 本当に後半の半分以上は酷い出来で、ボールを蹴り返してもラインを上げられずただサンドバックになるばかり。安部の凄まじい運動量ばかり目立っていた。

 スタメンで言えば永井と森重はとてもよかった。レアンドロもいつもより気持ち良さそうにプレーしていたように見える。オマリはバタバタしてたけど、最近は剛もそんな感じだからどっちもどっちか。

 内田はもういいでしょ。なんかいつも言ってるけど。ボールを貰う気のない動きは見ていてうんざりするし、今年チャンスを得ている若手組の中では一番時間をもらっているのに未だ得点もアシストもない。前半のあの決定機は君のフットボーラーとしてのターニングポイントになったと思うよ。

 チーム状況は上向かないまま、チームはACLに向かう。試合を見られないから個人的には熱量薄めなんだけど、行くからには結果を出してきてくれよ。ルヴァンの決勝が年明けに延期になったことでタイトルの可能性を強く残したままこの先戦えるのはありがたいね。ACLのような大会はJとは戦い方も違うだろうから、どこまでやれるか見てみようじゃないか。

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