[J1]第34節 FC東京 vs ヴィッセル神戸

2020 J1リーグ 第34節

FC東京 1 – 0 ヴィッセル神戸

Stadium:味の素スタジアム

得点
85分:ジョアン・オマリ(東京)

FC東京
FW アダイウトン(70’原大智)、永井謙佑(90’内田宅哉)、紺野和也(46’高萩洋次郎)
MF 安部柊斗、森重真人、東慶悟(70’三田啓貴)
DF 小川諒也、オマリ、渡辺剛、中村拓海(70’中村帆高)
GK 波多野豪
sub:児玉剛、品田愛斗

ヴィッセル神戸
FW 田中順也(67’藤本憲明)
MF 小田祐太郎(61’佐々木大樹)、郷家友太、安井拓也(75’中坂勇哉)、山口蛍、小川慶治朗(61’古橋亨梧)
DF 酒井高徳、大崎玲央、菊池流帆、山川哲史
GK 前川薫也
sub:吉丸絢梓、初瀬亮、藤谷壮

まあ勝ったのでいい締めになったかな
シーズンお疲れ様でした。

コンディションの差が如実にでた

 共にACLを戦ったことで異常な過密日程をこなしてきたチームで最終戦を迎えることになった。そしてそのACLによって主力を失ったという共通点もある。一足先に敗退した東京は、1つ前のリーグ戦をターンオーバーで休養に当てたが神戸は最後ということで帰ってきたばかりでそれなりのメンバーを使ってきた。

 こちらの変化は紺野のスタメン起用だ。怪我のディエゴ、コンディション不良のレアンドロと軒並み前線がいなくなったとは言え、今シーズンこれまで上の序列にいた田川や原を押しのけてのチョイスは前節のインパクトの大きさからだろう。

 前半で変えられてしまったとはいえ、そこまで悪くはなかったと思う。守備もただ近くに寄るだけの内田と違い、いい距離感に詰めては重心も低く着実にプレッシャーをかけられていた。ドリブルも十分にキレがあったが、若干サイドに追いやられがちなのは気になる。拓海との相性は良さそうだった。

 プレー関与が少なかったために高萩に変えられたが、運んだりドリブルで打開したりできる選手が減って少し東京の攻撃に怖さがなくなったようだった。アダイウトンは1年間それなりに出ているのに、パワー特化の脳筋ドリブルばかりだったし、高萩はおしゃれなパスを狙いすぎてミスが多い。

 全体的に神戸は疲労の影響があったのかあまり良くなかった。ポゼッション重視のチームなのに東京にボールを握られるのはその証拠だ。切り替えの質が高い安部あたりの動きには全然ついてこれていなかった。

 最後にオマリのヘッダーが決まって1-0の勝利になった。ルヴァン決勝に向けていい終わり方だったんじゃないかな。かなり厳しいシーズンだったけど、いろんな選手を起用しながらそれなりに結果を重ねてきて、終わってみれば6位は上々なんじゃないかな。来年以降はどんな日程になるのかまだわからないけど、今年チャンスをもらった選手たちは来年結果が求められる。より強いチームになってほしいね。本当にお疲れ様でした。

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