[J1]第4節 大分トリニータ vs FC東京

2020 J1リーグ 第24節

大分トリニータ 1 – 1 FC東京

Stadium:昭和電工ドーム大分

得点
28分:渡邊凌磨(東京)
76分:町田也真人(大分)

FC東京
FW アダイウトン(72’レアンドロ)、オリベイラ(81’永井謙佑)、渡邊凌磨(59’高萩洋次郎)
MF 安部柊斗、青木拓矢(72’シルバ)、三田啓貴
DF 小川諒也、オマリ、蓮川壮大、中村拓海(81’中村帆高)
GK 波多野豪
sub:児玉剛、岡崎慎

大分トリニータ
FW 小林成豪(56’高澤優也)、長沢駿(73’伊佐耕平)、町田也真人
MF 福森健太、下田北斗、小林裕紀、井上健太(73’刀根亮輔)
DF 上夷克典(56’黒崎隼人)、坂圭介、羽田健人(89’長谷川雄志)
GK 高木駿
sub:ウィリアム、渡邉新太

いつまで同じ反省をするんだ

 連戦中ということで、半分くらいメンバーを入れ替えてきた。しかし、開幕したてでしかも冬場なのに、ベンチにも置かないくらいの完全休養ってこんなに大幅にやるものなのかね。チームが勝てているわけでもないのに。

 後ろから丁寧に繋ごうとする大分に対して、東京は高めからプレスに出た。大分は繋ぐことに精一杯で前に行けず、ペースは東京のものだった。

 もったいないなと思うのが、攻撃をする時に左に偏ってしまうこと。アダイウトンがそっちにいることで、アダに預けておけばとりあえず仕掛けてくれるので複雑な連携で崩しに行かなくて楽なんだろう。2回に1回ぐらいは単純なドリブルでも突破できちゃうからわからんでもないが。

 今シーズン初の先制はディエゴとアダの連携突破から、逆サイドの凌磨が決めた。これに関しては美しい崩しだった。やっと先制ゴールを奪ったし、やっとしっかりと崩したゴールだった。

 ただこの場面以外は右サイドの存在感は希薄だった。凌磨は新加入とはいえ、三田と拓海も今日は先発で右から攻撃する人員は整っていたはずだ。両サイドから攻撃を見せていかないと、止めやすいチームになってしまう。

 プレスがハマっていて押せ押せの前半から一転、なぜかハイプレスをピタッとやめた後半は大分に好き放題やられるようになった。

 正直この戦術変更は謎だった。誰かが行こうとする雰囲気もなかったのでハーフタイムで意思統一したことなのだろうか。だとしたら愚策、そして失点するまでずっと受けに回っていたのもわからない。

 ただ大分のパス回しも緩慢で、前半よりは前に出てきていたもののすぐに後ろに下げることも多く、素直にいえば退屈だった。ただこのゆったりとしたペースが東京の勢いを完全に削いでいたこともまた事実で、ついに失点したからといってスイッチ入れるのは難しいほどになっていた。

 この手の試合は去年も何回も見た気がする。点を取ったら積極性をなくし、引きこもって前に出て行けなくなり、やられる。負傷者もなく、疲労を理由にするには序盤すぎる。そりゃ疲れはあるんだろうが、4節時点でそれを言い訳にするなら優勝するときは一生こない。

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