[J1]第10節 アビスパ福岡 vs FC東京

2021 J1リーグ 第10節

アビスパ福岡 1 – 0 FC東京

Stadium:ベスト電器スタジアム

得点
58分:ブルーノ・メンデス(福岡)

FC東京
FW アダイウトン(69’レアンドロ)、オリヴェイラ、田川亨介(69’永井謙佑)
MF 東慶悟(79’青木拓矢)、森重真人、三田啓貴(69’内田宅哉)
DF 小川諒也、オマリ、渡辺剛、岡崎慎(79’中村拓海)
GK 児玉剛
sub:波多野豪、高萩洋次郎

アビスパ福岡
FW 山岸祐也、メンデス(73’城後寿)
MF 杉本太郎(78’クルークス)、田邉草民、前寛之、金森健志(85’湯沢聖人)
DF  志知孝明、宮大樹、グローリ、サロモンソン
GK 村上昌謙
sub:杉山力裕、森山公弥、カウエ、渡大生

ほとんど何もできなかった

 内容的にも寂しい川崎戦を終え、あれはあの試合が故のものだったと立て直すための一戦になるはずだった。4年間のJ2生活から抜け出してきたアビスパにJ1の厳しさを教えるべく向かった福岡の地で、洗礼を受けたのは東京の方だった。

 フォーメーションは今シーズンのベースと言うべき4-3-3に戻してきた。最近出てはいたものの不安そうなプレーに終始していた拓海がベンチスタートになり、右サイドバックは岡崎が入った。今年はセンターバックでの起用が多かったが、数年前には室屋のバックアップで右サイドバックをやっていた選手だ。複数ポジションこなせるのはありがたい。

 今日もまた東京は致命的なほどに攻撃を組み立てられないチームになってしまった。横と後ろにしかパスコースを見つけられず、苦し紛れのロングボールも精度を欠き、ディエゴの頑張り任せだった。

 まず攻撃が左に偏りすぎている。アダイウトンか東が裏に走ったところにしか起点はできず、やっと押し込めてもアダイウトンとディエゴの打開力にお任せする以外に可能性を感じられない。その中でも東はだいぶ頑張っていて、上下に走ってボールを引き出したりいい距離感でサポートをしてはいたが、この3人だけで常に攻撃しようとしていては、守るのはそんなに難しくはない。

 後半に選手交代で状況を変えようとしても、残念ながら何も起こらなかった。久しぶりに登場したレアンドロに関しては何度ボールに触ったのかわからないくらい存在感がなかった。全体的に最後まで噛み合わず、最後の攻撃がディエゴと拓海の右サイド突破でパスがずれて終わったのには本当にげんなりした。

 同じ監督で4年目になって軸となる選手も大きく変わらない中でここまで何もない試合になってしまうのはキツい。結局はディエゴをはじめとする助っ人の能力依存でしか勝てないのならこんなのチームじゃないよ。

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