[J1]第11節 FC東京 vs サガン鳥栖

2021 J1リーグ 第11節

FC東京 1 – 2 サガン鳥栖

Stadium:味の素スタジアム

得点
18分:酒井宣福(鳥栖)
34分:樋口雄太(鳥栖)
53分:森重真人(東京)

FC東京
FW アダイウトン(71’レアンドロ)、オリヴェイラ(79’田川亨介)、永井謙佑
MF 東慶悟(71’三田啓貴)、森重真人、安部柊斗
DF 小川諒也、オマリ、渡辺剛(46’青木拓矢)、岡崎慎(46’内田宅哉)
GK 波多野豪
sub:児玉剛、高萩洋次郎

サガン鳥栖
FW 林大地(83’田代雅也)、酒井宣福(46’山下敬大)
MF 小屋松知哉(54’中野嘉大)、仙頭啓矢、松岡大起、樋口雄太(93’大畑歩夢)
DF 中野伸哉、エドゥアルド、ソッコ、飯野七聖
GK 朴一圭
sub:守田達弥、相良竜之介、オフォエドゥ

なんか成長が感じられん

 リーグ戦は連敗中、カップ戦でようやく収めた白星の流れを継続したい試合だ。しかしリズムの悪い時間帯を打破することができずに失点を繰り返し、ついに3連敗になった。いい時間帯があったとはいえ、今のままでは結果はついてこないぞ。

 カップ戦で良かったメンバーを継続して使っていくという方針自体は良いことだと思う。それでこそターンオーバーの意味があるし、全体としてのモチベーションも維持しやすい。ただ児玉を外したのはちょっと酷だよね。まあ今日の失点もキーパーに非はないけれど。

 キーパーまでフィールドプレイヤー並みにビルドアップに参加するスタイルの鳥栖に対し、最初の10分くらいは東京のプレスがハマっていて、そこからチャンスにもなっていた。鳥栖がロングボールで逃げるようになってからは奪いどころがなくなってしまい、ボールにプレスをかけられなくなる。ある程度のパス回しにいいようにやられる場面が最近は多すぎる。

 どうもアグレッシブというフレーズだけで戦おうとしているように見える。前線がプレスをかけ始めても結局は個人個人の頑張りに過ぎなくて常に後手を踏んでる。パスが出てから次の選手が寄せるのであんまりにも簡単にかわされる。そしてズルズルと下がってはついに寄せも甘くなって失点する。

 最初の得点は奪った後にアダイウトンがいい加減にドリブルをして奪われて、誰もプレスに行けずフリーでクロスをあげられた。2点目も森重が奪われた後の寄せが全く間に合っていなかったからだ。

 後半に4-4-2に変えてからはかなり状況が改善されて、追う立場というのもあって押し込めたが、失点しないと変わらないなら勝点は重なっていかない。今シーズン、ずっとこんな試合展開が続いている。

 試合前に実況の人に「優勝を目標に掲げる東京は〜」と言われるのがもはや恥ずかしい。「前線に強力な個を有する〜」というのも聞き飽きているが、裏を返せば『個』しかない。この成長を感じられない試合が続くようなら、何か大きな変化が必要となってくる例えば、監督の解任、とかね。

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