2021 J1リーグ 第21節
湘南ベルマーレ 0 – 1 FC東京
Stadium:レモンガススタジアム平塚
得点
83分:永井謙佑(東京)
FC東京
FW オリヴェイラ
MF アダイウトン(71’永井謙佑)、安部柊斗、レアンドロ、青木拓矢、東慶悟(71’田川亨介)
DF バングーナガンデ佳史扶(87’岡崎慎)、森重真人、渡辺剛、小川諒也
GK 波多野豪
sub:児玉剛、オマリ、品田愛斗、三田啓貴
湘南ベルマーレ
FW 大橋祐紀(66’ウェリントン)、町野修斗
MF 高橋諒(58’岡本拓也)、山田直輝(58’名古新太郎)、三幸秀稔(66’田中聡)、池田昌生、畑大雅(80’タリク)
DF 大野和成、石原広教、大岩一貴
GK 富居大樹
sub:立川小太郎、舘幸希
激しさにも負けていない
今日から始まるアウェーの7連戦。全国各地が豪雨に見舞われ、都内でも夕方には雷が鳴り響いていたために、開催も危ういかと思われる試合だったが、湘南に雷は流れなかったようで無事開催できた。ちなみに後半途中にはなかなかの雨は降っていた。現地で応援していた皆様ご苦労様です。
気づけば東京は連勝街道に乗っていて、監督は6月の優秀監督に選ばれたらしい。これはJリーグの結果だけを反映した賞なのかな?いやリーグ戦は確かに全勝かつオールクリーンシートだったけど、順天堂大学に負けたのも6月なので。今日も調子の良さは継続できていたようだ。
湘南は立ち上がりからパスのテンポが早くて球際もかなり厳しくきてる。強度の高い入りのやや押されたものの、東京も負けてはいない。前線のブラジル3人は当然のこと、青木と安部のボランチコンビは的確に相手を潰していたし、カシーフも相手を容赦無く吹き飛ばしていた。
それでもいくつかチャンスは作られていたし、湘南はCFに決定力の高い選手がいれば負けていたかもしれない。波多野のビッグセーブが2本はあった。
今の東京の好調の要因はやはりサイドバックにある。カシーフは今日も攻守に効いていたし、何試合かプレーして右に慣れていた小川もインナーラップを中心に攻撃に貢献している。攻撃への直接の貢献度は左にいた時よりも高いんじゃないだろうか。両サイドが高い位置で関われることで厚みが増している。
小川は右足をもう少し練習しないと、低い位置でボールを持った時に左足で持つために内側を向くことになるのでそのうち狙われるポイントになると思う。カシーフは意外と右足でダイレクトに捌くプレーがあった。それも精度は上げた方がいいけど。
引き分けの匂いもしてきた終盤だったが今日も1-0での勝利になった。実況が試合中ずっと言っていた「湘南はいいプレーをしているのに1つのミスで落としている」というまさにそんなゴールだった。東京としては点が欲しくて選んだ交代メンバーが結果を出した嬉しいゴールだ。ディエゴが引っ掛けて田川が奪い切ると、レアンドロがシュートを放ち、決め切ったのは永井。前線4枚が全員絡む理想的なショートカウンターだった。
連勝はおろか、リーグ戦は5試合連続の無失点となった。なかなか素晴らしい記録。あんまり点も取れていないことが気にはなるけど、内容もいいままこれているので心配はしていない。試合数にばらつきはあるが、7位まで浮上してきた。ちょっと独走の川崎とそれを唯一追っているマリノスにはまだ追いつく気配もないけれど、3位までの争いには食い込んでいきたいね。
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