[J1]第7節 鹿島アントラーズ vs FC東京

2020 J1リーグ 第7節

鹿島アントラーズ 2 – 2 FC東京

Stadium:県立鹿島サッカースタジアム

得点
34分:エヴェラルド(鹿島)
45分:渡辺剛(東京)
45+5分:森重真人(東京)
75分:土居聖真(鹿島)

FC東京
FW 永井謙佑(66’原大智)、オリヴェイラ
MF 内田宅哉(54’アダイウトン)、安部柊斗、高萩洋次郎(84’シルバ)、三田啓貴(54’紺野和也)
DF 小川諒也(84’中村帆高)、森重真人、渡辺剛、室屋成
GK 林彰洋
sub:波多野豪、オマリ

鹿島アントラーズ
FW 伊藤翔(67’土居聖真)
MF アラーノ(67’和泉竜司)、レオシルバ(84’永木亮太)、遠藤康、三竿健斗、エヴェラルド
DF 永戸勝也、町田浩樹、犬飼智也、広瀬陸斗
GK スンテ
sub:曽ヶ端準、関川郁万、白崎凌兵、染野唯月

徐々に噛み合わなくなってきている。

勝つべき試合でした。

守備が良くない

 相手は絶不調のアントラーズ、そりゃメンバーが少し薄くなっているとは言え、堅実に勝たなければいけない試合だったと思っている。

 橋本、東、レアンドロのいない中盤に誰が起用されるのかが最初の注目ポイント。連戦のメンバーに加わったのは、ここのところベンチにも入っていなかった三田とJ1初先発の内田。こりゃ予想できなかった。

 アントラーズはこれまでの5点中、2点を取っている日本代表候補、上田綺世が負傷離脱、代わりに入ったのは伊藤翔、この人あまりにグルノーブルの伊藤のイメージが強い。イメージだけであまり見たことはないけど。

 ディエゴ、永井がツートップを組めば、ハイプレスが発動する。アントラーズはビルドアップが上手くいかず、東京ペースだった。

 ただ、内田が信頼を勝ち得てないのか、攻撃が三田、室屋の右サイドに相当偏っていた。三田は積極的にボールに触れてリズムを生んでいた。ますます今までのベンチ外の理由がわからないが、三田はこの先も計算が立ちそうだ。

 内田はもらったチャンスの割には消極的だったように見えた。たしか、ドリブルしたいタイプの選手だったと思うけど、左サイドにボールが来ても、味方のために囮になるような動きばかりで、たまにボールに触れてもすぐ味方の選手に逃がしていた。

 あとは内田、紺野に関してなんだけど、プレスがプレスになっていない。一応寄せに行くんだけど、そもそも奪う気がないので相手に取ってはノープレッシャー。

 最初の失点は内田がもっと真剣に寄せるべきだった。距離はあったけど、行くならあんな中途半端じゃダメ。紺野は2失点目、ワンツーに全くついていかず、突破を許したきっかけになっていた。失点のシーンを例にあげているけど、それ以外の場面でもこの2人はプレスの強度が低かった。

 プレスでいえばアダイウトンも酷いもので、両サイドが三田、内田からアダイウトン、紺野に変わってからは、まるでハイプレスに行けなくなった。さっき批判してあれだけど、内田はコースを切る動きはちゃんとできていたけど、アダイウトンになってからは守備は散々だった。それが許されるのは攻撃面で圧倒的な違いを生む選手だけ。今日のアダイウトンでは許されない。スタメンじゃない理由はここにある。

 いつだって一定の結果を残すディエゴは今日も孤軍奮闘、結果はセンターバックの2点だった。なんかあれよね、渡辺には凄みが出てきたよね。気づけば諸先輩方を差し置いて、キャプテンマークをつけてるし。サイドバックのポジション争いが出たことで、室屋にも火がついたように見える。逆に小川は苦しい。帆高の方がスタメンレベルにあるよ、10分弱の出場で、今日も素晴らしいスライディングだったよ。

 札幌戦は負けなくてよかった試合だったけど、今日は2ポイント落とした試合だ。そう言えば2試合で奪った3ゴールは全てディフェンス陣の得点だった。問題があっちこっちに出てきてしまった。傷が広がる前になんとしたい。

関連

2020シーズン 試合結果一覧

広告
最新情報をチェックしよう!