[J1]第26節 FC東京 vs 鹿島アントラーズ

2020 J1リーグ 第26節

FC東京 1 – 2 鹿島アントラーズ

Stadium:味の素スタジアム

得点
45分:関川郁万(OG)(東京)
48分:エヴェラルド(鹿島)
57分:ファン・アラーノ(鹿島)

FC東京
FW アダイウトン(60’永井謙佑)
MF 内田宅哉(60’オリヴェイラ)、シルバ、高萩洋次郎(76’紺野和也)、三田啓貴(60’安部柊斗)、原大智
DF 小川諒也、オマリ、渡辺剛、中村拓海
GK 林彰洋
sub:児玉剛、丹羽大輝、佳史扶

鹿島アントラーズ
FW エヴェラルド、土居聖真(64’和泉竜司)
MF 荒木遼太郎(90’遠藤廉)、永木亮太(64’レオシルバ)、三竿健斗、アラーノ(83’奈良竜樹)
DF 永戸勝也、関川郁万、犬飼智也、小泉慶
GK 沖悠哉
sub:スンテ、伊藤翔、染野唯月

まあ完敗ですね。次のことを考えましょう。

これだけ変えりゃあ別のチームよ

 ローテーションするだろうなとは思っていたけど、予想よりも大幅に変えてきた。森重は完全休養で、前線も総入れ替え。結果を出している原大智はJ1初スタメンだ。対面する拓海と荒木は高校の先輩後輩。途中から出た紺野と長戸も大学の先輩後輩だそう。

 最近はいつも前半は下がって受け止めるスタートなんだけど、今日は前残りのレアンドロも、ためて運べるディエゴもいないので、両サイド含めただ下がるのみになってしまった。裏に抜けるパスが出ればアダイウトンは怖い選手だが、単純なキープは出来ていなかった。あと全体的にセカンドボールがまるで拾えない。

 1試合経験を積んだだけで、拓海は前にボールを出せるようになってきた。キックの精度も悪くない。ショートパスと守備の位置どりはまだまだだけど、果敢なオーバーラップは魅力的だ。ゴールに繋がったまた抜きパスは見事。喜び方が可愛かったね。

 ペナルティエリアに近づくと、原は可能性を感じる動きはするんだけど、元々サイドハーフの選手ではないために、総合的には物足りなく映った。守備の局面で戻りはするも、効果的にスペースを消せていない。あと一番気になったのは、ゴールキックのターゲットなのに競り勝てないこと。そこは頑張らないといけない。

 両サイドともに守備の時に味方の距離感がよくないので相手の動きを制限できていなかった。ボランチのサポートも含め、だ。誰が悪いというよりもみんな強度が低かった。そしてアフターのタックル多めだった。

 サイドの守備が緩いのでセンターバックがつり出されてしまう。失点しなかったのはひとえに林のおかげです。枠内11本も打たれればそりゃ全部は止められない。

 後半に入ってもその辺の修正は出来ず、早めの2失点が痛かった。しかしやられるべくしてやられた失点だ。アルトゥール・シルバが中盤で攻守に孤軍奮闘するも他の選手が頼りないので状況を打開するには至らず。今日よかったと言えるのは林とシルバくらいかな。

 いつかの試合のレビューにも書いたけど、内田はオフ・ザ・ボールの動きが薄い。近場にいても受ける気がなさそうに見える。そこでもらってどうするつもりだろうという位置にいるし、そのおかげでパスが出てこない。守備も寄せるだけなのでプレッシャーにならない。今のままでは厳しいぞ。

 紺野も1月振りに出てきたけど、ベンチを外れていた理由がわかる。大外からのドリブルしか選択肢がない。嫌いじゃないんだけど、使いにくいのは理解できてしまった。

 永井、ディエゴ、安部を入れて、さあ行くぞと気合を入れたはずなのに、シュートチャンスすらろくに作れなかった。あまりにも攻撃をレアンドロに依存しすぎた結果だろう。

 まあこれだけ選手を入れ替えればそんなに都合よくはいかないものだ。監督も多少この結果は頭にあったはず。それでも6日で3試合を戦い抜くには、少しでも可能性を高めるためにはこれしかなかったんだと思う。割り切ろう。土曜日勝てばこの試合の意味が出来るから。

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