[J1]第19節 サガン鳥栖 vs FC東京

2020 J1リーグ 第19節

サガン鳥栖 3 – 0 FC東京

Stadium:駅前不動産スタジアム

得点
26分:石井快征(鳥栖)
59分:森下龍矢(鳥栖)
74分:内田裕斗(鳥栖)

FC東京
FW オリベイラ(76’三田啓貴)、アダイウトン(76’永井謙佑)、田川享介(63’原大智)
MF 内田宅哉(63’レアンドロ)、品田愛斗、シルバ(63’安部柊斗)
DF 佳史扶、オマリ、渡辺剛、中村帆高
GK 林彰洋
sub:波多野豪、木村誠二

サガン鳥栖
FW 林大地(80’安庸佑)、石井快征(80’趙東建)
MF 小屋松知哉(87’梁勇基)、原川力、高橋秀人(50’森下龍矢)、金森健志(46’樋口雄太)
DF 内田裕斗、宮大樹、原輝綺、松岡大起
GK 守田達弥
sub:高丘陽平、パク・ジョンス

あまりにも完敗です。
シーズンダブルくらいました。

プレーの強度が低すぎた

 セレッソに見事な勝利を収め、意気揚々と乗り込んだSAGAサガ。上位陣に離されないように、試合数の少ないチームの追い上げを振り切るために、調子の悪いクラブとの試合は落としてはいけないはずだ。ちなみに順位は14位だが、東京と比べて5試合も消化が少ない。あまりあてにはならない。

 森重が累積で出場停止になり、代わってセンターバックに入ったのはオマリ。出続けていた諒也の代わりには佳史扶がJ1デビューです。中盤以上も今日はターンオーバーの布陣だ。そう言えば拓海はどこいった。怪我なのか、単に使われていないだけなのか。

 こちらがいいプレーをしていたのは開始10分まで。テンポよくワンタッチを使いながら広くパスを回している鳥栖から全くボールを奪えなくなった。さらにボールを取ったとしても、内田、シルバ、愛斗の中盤ではボールを運べず、シンプルに前線に蹴るばかり。最初はアダイウトンと田川が強さを見せていたものの、徐々に何事も起こらなくなってしまった。

 何度でも言うがインサイドハーフに内田を起用するのはやめてくれ。いいプレーが出来るのは今のところサイドに出たところでボールを受けた場合だけだ。中央で内田を経由しても、運べないしパスも散らせない。何より守備面で近く寄るだけのアリバイディフェンスしかしない。もう限界だ。人がいないなら内田はサイドで使って、中盤はダブルボランチにすべし。

 長谷川監督は交代策で局面を変えようとしていたが、中盤の間延び具合が増していくだけで、むしろ時間を追うごとに状況は悪化していた。今日は鳥栖が無駄に気合入っていたせいもあるが、球際でことごとく負けていた。プレスも連動性はなく、各々が頑張るだけ。これじゃ勝てん。

 初スタメンの佳史扶はファーストプレーでいいロングフィードを繰り出すなど、キックには自信があるようだった。他にいないのもあるがプレースキッカーも任されていた。

 相手陣内に切り込んでいった時はワンツーを狙ったりドリブルで仕掛けたりと面白いプレーを見せていた。球際も弱くはない。パワーで切り抜けた場面もあった。守備はまだ課題があって、勝負に出てかわされるシーンがいくつかあった。あと低い位置でボールを持った時の最初の選択肢が後ろか横なのは良くない。狙われてしまうから。初めてにしては良かったけど、諒也を脅かすには至らないかなと言う感想だ。

 むしろ困ったのはオマリの方。高さ強さがあると思いきや、ボールの落下時点を見誤って競れないことが多い。足元もバタつき気味で、森重の偉大さを感じた試合だった。このままだと木村誠二に2番手取られて終わりよ。オマリよ。

 選手個々に良い悪いはあるけど、今日の敗因はまとまりのなさだった。いつも東京なら、このくらいのパス回しには動揺しない。好きにやらせて最後の部分を固めて機を伺うような試合運びができたはず。前からのプレスも行くべきかどうかの判断が統一されていなかった。

 ここまでもメンバーを入れ替えながらやってきたし、これからもそうしていくのだから、そこら辺はもう少し高めてきてほしかった。まあ切り替えて次に向かおう。しかしシーズンダブルは悔しいぜ。

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