[J1]第21節 FC東京 vs ガンバ大阪

2020 J1リーグ 第21節

FC東京 0 – 1 ガンバ大阪

Stadium:味の素スタジアム

得点
41分:アデミウソン(大阪)

FC東京
FW レアンドロ、アダイウトン、オリヴェイラ(83’矢島輝一)
MF 安部柊斗、シルバ(75’高萩洋次郎)、三田啓貴(63’田川享介)
DF 小川諒也、オマリ、森重真人、中村帆高(63’中村拓海)
GK 林彰洋
sub:波多野豪、渡辺剛、内田宅哉

ガンバ大阪
FW パトリック、アデミウソン(75’小野瀬康介)、宇佐美貴史(75’渡邉千真)
MF 井手口陽介、山本悠樹、倉田秋
DF 福田湧矢、ヨングォン、昌子源、高尾瑠
GK 東口順昭
sub:石川慧、菅沼駿哉、黒川圭介、矢島慎也、川崎修平

なんか、アンチフットボールならぬ
Not Fotballでしたね。

出来がどうこうって試合じゃなかった

 19連戦も残り3つ。来週末でようやく一息つける。2日前にルヴァンカップで川崎を破り、気持ちよくホームに帰ってきた。しかし今日の主役は選手ではなく、ピッチを覆う大量の雨になってしまった。

 台風が近づいている影響で、朝から雨が降り続いていた。風はさほど強くないので試合は問題なく決行となる。それでも味スタのピッチは相当水を蓄えてしまっていた。ムラはあれどあちこちにサッカーをやるには適さないくらいの水たまりができて、ボールが止まってしまう。すごい難しい試合だった。

 序盤にオマリがバックパスをしたところ、途中でボールが止まってしまいピンチを招いた。それ自体は林の好判断で難を逃れたが、両チームの選手たちにこれはまずいと思わせるには十分だった。そうして古き良きイングランドのような、キックアンドラッシュのサッカーが展開されることになった。

 そんな展開は両監督ともに想定通りで、トップにパワーのある選手を置いていた。今日のようなピッチでは細やかなテクニックよりもパワフルさ。特にガンバは徹底して前線に放り込んできた。裏にボールが落ちてもそこで止まるのでこれは効果的な戦術だ。

 逆に東京は少し時間をかけてしまう場面が目立つ。前には蹴るが裏を狙うほどではなく、セカンドを拾って押し込めても、最後は崩しにこだわってしまっていた。するとどうしても最後のパスが通らない、最後のドリブルが地面に引っかかる。もっとダイレクトにプレーしても良かったのに。

 あとは攻撃が片側に寄りすぎだった。東京から見て前半は右奥が後半は左奥がまだ水に浸かっていないと見てそこを狙う。その発想自体はいいのに、あまりにも一辺倒になっていた。拓海を入れてからは逆サイドも使っていたが、正直終盤はもう開き直ったパワープレーにしたかった。その方が絶対に相手は嫌だったろうに。

 失点のハンドはまあ仕方ない。判定は正しいが、悪質ではなくアンラッキーなものだった。今年の1回目の対戦ではこっちがハンドでPKをもらっているし、そこそこ話題になっていたけどこれでチャラかな。

 PK以外はどっちにも得点の匂いはしなかった。まああれだけ酷いピッチコンディションでは試合にならんわな。同点弾は生み出せなかったが、じゃあどうしたら良かったかと言うとあまり打つ手はなかったと思う。やることはやったと思う。今日ばかりは選手に非があったとは思わないよ。

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