[J1]第5節 FC東京 vs 湘南ベルマーレ

2021 J1リーグ 第5節

FC東京 3 – 2 湘南ベルマーレ

Stadium:味の素スタジアム

得点
27分:アダイウトン(湘南)
37分:田川亨介(東京)
40分:ディエゴ・オリヴェイラ(東京)
79分:高橋諒(湘南)
81分:渡辺剛(東京)

FC東京
FW 渡邊凌磨(56’アダイウトン)、オリヴェイラ(84’永井謙佑)、田川亨介(79’内田宅哉)
MF シルバ(56’安部柊斗)、森重真人、東慶悟、
DF 中村帆高、岡崎慎、渡辺剛、中村拓海(79’小川諒也)
GK 波多野豪
sub:児玉剛、三田啓貴

湘南ベルマーレ
FW 大橋祐紀、町野修斗(68’石原直樹)
MF 高橋諒、山田直輝(88’茨田陽生)、田中聡(79’古林将太)、名古新太郎、岡本拓也(79’舘幸希)
DF 大野和成、石原広教、大岩一貴(68’三幸秀稔)
GK 谷晃生
sub:富居大樹、オリベイラ

良くないけど勝って良かった

 大分戦をひっくり返したようなターンオーバーで今日も臨む。これで開幕から全試合スタメンなのは波多野だけになった。岡崎と途中出場の内田はシーズン初出場だ。レアンドロはベンチにもいなかった。怪我でもしたのだろうか。

 まず、アルトゥール・シルバの起用法が気になってる。ここのところインサイドハーフでの起用が続いているけど、正直合ってない。彼の良さは力強いボール奪取にあると思うのだけど、ここで起用すると攻守に中途半端になる。混戦になった時に力で突破することは出来るけど、それ以外は攻撃は上手いとは言えない。でもそれを求められるから、守備への関与も遅れてしまう。シルバはアンカーで使うか、それが不安ならダブルボランチにするべきだ。

 それからスリートップの並び。ディエゴを中央に左右に凌磨と田川。外国籍選手のパワーに頼りがちになっている今の東京の攻撃を考えると、両サイド日本人にすると成り立たなくなってしまう不安がある。ただ、個人的にはこれでいいと思う。例えばこのメンツでディエゴをサイドに置くと、露骨にそっちに偏ることになる。ディエゴは中央で体を張ってもらって、左右の選手は責任を持って攻撃を組み立てないといけない。

 でもそれはこの試合では上手くいかなかった。東京ボールになるやいなや、凌磨と田川はサイドに開きそこで足を止める。動きがないので相手のサイドバックに寄せられて、パスを出せなくなる。しかもサイドに張っているので、こちらのサイドバックが上がるスペースがない。張る時間も合っていいが、中央に絞ったり下がって受けたりしないとそもそも前にボールを運べない。誰か言ってやってほしい。ボールに触ろうとしろ、と。

 そのため攻撃の活路はディエゴへのロングボールだけになるが、サイドが遠い中でディエゴに蹴って収めろというのは酷な話。東京はボールを回収しても打つ手がなくすぐに相手に渡していた。なぜ勝ち越して前半を終えたのか本当に不思議でしょうがない。

 得点の場面はようやく相手のミスを高い位置で拾えたからで、1点目はディエゴ、凌磨、田川の連動が見事だったし、2点目は帆高のクロスが完璧だった。帆高が左足であんなクロスを上げてしまえば諒也は立場ないよな。

 あと話は変わるけど、グラウンドに水を撒きすぎだ。もしくは撒き方がよくない。変にボールが伸びたり止まったりしてボールコントロールがままならない。選手もよく滑っていたし、ホームで味方が苦慮しているなら考え直した方がいいよ。

 後半はまた追加点を奪えず、頭に浮かんできたとおり同点ゴールを決められた。またかと思う矢先に剛が気迫の逆転弾を叩き込んでシーソーゲームを制することになったけど、あまりにも失点がなくならないね。今日の2点は湘南もうまかったし、何が原因と断ずるのは難しいけど、守備の修正ができなければ順位は絶対に上がっていかない。

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