[J1]第32節 FC東京 vs 名古屋グランパス

2021 J1リーグ 第32節

FC東京 1 – 1 名古屋グランパス

Stadium:味の素スタジアム

得点
26分:アダイウトン(東京)
43分:シュヴィルツォク(名古屋)

FC東京
FW オリヴェイラ(67’永井謙佑)
MF アダイウトン(83’田川亨介)、安部柊斗、レアンドロ、青木拓矢、東慶悟(67’三田啓貴)
DF 長友佑都、オマリ、森重真人、小川諒也(33’中村拓海)
GK 波多野豪
sub:児玉剛、ウヴィニ、渡邊凌磨

名古屋グランパス
FW シュヴィルツォク(55’金崎夢生)
MF 相馬勇紀(46’長澤和輝)、米本拓司(46’木本恭生)、前田直輝(55’柿谷曜一朗)、稲垣祥(89’森下龍矢)、マテウス
DF 吉田豊、ミンテ、中谷進之介、宮原和也
GK ランゲラック
sub:武田洋平、山崎凌吾

内容は良かっただけに

 前節は長友加入の効果を大きく感じられる試合内容にきっちりと結果もついてきた試合になった。しかし申し訳ないが横浜FCは最下位にいるクラブ。本当はどうなのか、図るにはちょうど良い本日の対戦相手、3位の名古屋グランパス。

 良い攻撃は良い守備から、今日の試合はそういう感想だ。必ずしもハイプレスを仕掛けるわけでもないが、前線の選手を含めただ立っているだけの場面はほとんどなくて、センターバックにはいつでも奪いに行ける距離にいながら自分の後ろのパスコースを上手に消していた。

 そんな最前線の選手たちを受けて、安部や青木も前向きなボール回収が出来ていた。いつものことではあるんだけど、やっぱり安部はすごいね。ボール奪取したかと思えば攻撃にもサボらず参加するし、あとはシュートの精度が上がってくると、日本代表も見えてくるよ。

 名古屋は丁寧に繋ぎたいのに東京の睨みが良くてうまくいかない。そんな時はワントップめがけて放り込んでくるんだけど、森重とオマリのコンビが固かった。単純なパワープレーではオマリはまず負けない。この安心感が最後尾にあることはチームの安定に繋がる。

 左の長友は今日もシンプルな仕掛けには蓋を出来ていたし、右も拓海になってからちょっと怖かったけど、思ったよりはやられなかった。オリンピックであれだけ良かった相馬が全然活躍できていなかった。相馬のプレースタイル的には飛び込まないJリーグの守備はやりにくいんだろうか。

 ほとんど名古屋にチャンスを作らせないいい試合を壊してしまったのはレアンドロ。イライラするような試合展開でもなかったはずなのに、ボールとは関係のないところで相手の顔に腕を入れて一発退場となった。レアンドロのこの手の退場劇は初めてのことじゃない。中谷の言うように、重めの処分が下ってもいいようなプレーだった。

 順位争い的に3ポイントが必要な東京はその後の引かない姿勢を見せ、意外にも10人になってさらに攻勢を強めたが、得点には至らず引き分けになった。本当に日本人選手は点を取れない。シュートが下手すぎる。

 名古屋との差は縮まらず8ポイントのまま。ACL圏内を目指すには残り全勝でも届くかどうかわからないが、今の状態を当たり前にできれば来季に繋がっていくだろう。長友が刺激となっている今をどう過ごすかはとても大切にしていきたい。

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