[J1]第28節 FC東京 vs 柏レイソル

2021 J1リーグ 第28節

FC東京 0 – 1 柏レイソル

Stadium:味の素スタジアム

得点
 9分:細谷真大(柏)

FC東京
FW オリヴェイラ(80’高萩洋次郎)
MF アダイウトン(46’永井謙佑)、安部柊斗、レアンドロ、三田啓貴(46’青木拓矢(92’オマリ))、東慶悟(67’田川亨介)
DF 小川諒也、森重真人、渡辺剛、鈴木準弥
GK 波多野豪
sub:児玉剛、岡崎慎

柏レイソル
FW 瀬川祐輔(88’サヴィオ)、細谷真大(64’武藤雄樹)、クリスティアーノ
MF 三丸拡、戸嶋祥郎、ヒジャルジソン(64’椎橋慧也)、川口尚紀(94’高橋峻希)
DF 古賀太陽、上島拓巳、大南拓磨
GK スンギュ
sub:佐々木雅士、サントス、神谷優太

シュートまで行けないのが問題点

 しばらくぶりに戻ってきた味の素スタジアム。さらには長友佑都の復帰という朗報。ポジティブな日ではあったのですが、ミスからの失点を挽回できずに悲しい敗戦となりやした。

 カップ戦で好感触を得た三田のボランチを採用した。たしかにこれは攻撃面では良い部分がある。ボールの扱いは上手いから預けられるし、前に飛び出して行けるので変化が生まれる。反面デメリットはやっぱりボランチ慣れしていないせいで守備の立ち位置が曖昧で強度も低めになる。でも個人的には嫌いじゃない。

 にしてももったいない失点をした。あれは完全に波多野と剛の判断ミスだ。ボールの跳ね方を見誤るなんてあまりにもひどい。それ以外にも剛はわりとバタバタしていて落ち着きがない。オマリにポジション取られるぞ、そんなだと。

 特に後半からの話だけど、レイソルが完全に引いたおかげで東京がボールを持つ時間が長くなった。しかしポゼッションの割にはチャンスが少なすぎる。決定機と呼べるのはディエゴのミドルと田川の1対1くらいじゃなかろうか。

 それにしてもね、田川よ。スピードを生かして裏に抜け出してGKと1対1になるという理想的な状況を迎えても、決めてくれる気がまるでしない。そういう意味では期待に応えてくれているとも言える。君は一体どういう状況になればシュートを枠に飛ばしてくれるのでしょうか。これだからレアンドロが人を見てパスを出さなくなるのも文句言えないのよ。

 外側ではよくパスは回るし、小川や安部の攻撃に関わる姿勢は悪くなかった。ただ最後のところをどう攻略していくのかチームとしての狙いはわからないままだった。サイドを突破しても中にディエゴ1人とかいうシーンが多すぎだ。

 まあ全体としてはものすごく悲観するような内容ではなかったと思う。試合後のセレモニーで長友が熱く語ってくれたように、本気での改革をしてくれることを願おう。本気で上を目指すのなら誰か任せにするチームは終わりにしなければならない。

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