[J1]第17節 FC東京 vs ベガルタ仙台

2020 J1リーグ 第17節

FC東京 1 – 0 ベガルタ仙台

Stadium:味の素スタジアム

得点
13分:三田啓貴(東京)

FC東京
FW レアンドロ(88’永井謙佑)、アダイウトン(62’オリベイラ)、田川享介(71’原大智)
MF 内田宅哉、品田愛斗、三田啓貴(71’シルバ)
DF 小川諒也、森重真人、渡辺剛、中村帆高
GK 林彰洋
sub:波多野豪、オマリ、バングーナガンデ

べガルダ仙台
FW 関口訓充、長沢駿、ジャーメイン(75’道渕諒平)
MF 石原崇兆(66’ゲデス)、椎橋慧也(85’中原彰吾)、浜崎拓磨(66’兵藤慎剛)、真瀬拓海
DF 平岡康裕、マテ、アビアタウィア
GK スウォビィク
sub:川浪吾朗、金正也、飯尾竜太朗

追加点が取れなくて怖かったけど、
逃げ切りに成功してよかったね。

また同じ展開かと思ったぜ

 きっちり負けた前節を振り切らないといけない。今節は下から2番目に沈む仙台と。次節平日には一つ上に位置するセレッソとの試合が控えている。現実的に考えると、今シーズン狙うべきは2位だ。そう行った事情も考えているんだろうなという先発になった。

 高萩の負傷離脱は聞いていたが、どうも安部もそうらしい。中盤は選択肢があまりないが、この試合では内田、品田、三田を並べてきた。いずれもシーズンの始めから、どちらかといえばローテーション要因だった面々だ。若干の守備の不安が頭をよぎるが、シルバは次に万全で出したい。選んだ理由はわかる。

 なぜかバタついた立ち上がりを見せた仙台に東京が襲いかかる。ある程度奪われてもすぐに回収し、2次攻撃に繋げられていた。ただ、結局得点を奪うことになったのは得意の速攻の形。

 中央自陣寄りで体を張ったアダイウトンがファールをもらうと、正直ちゃんと止まっていたかは怪しいボールを三田が素早く縦につける。田川が三田にリターンを返すと、そのまま持ち込んで綺麗に流し込んだ。理想的な速攻で、まさに東京らしいゴールだった。ようやく三田が点を取った。

 今日は割とスリートップが中央に集まっていて、いい感じで連動できているシーンが多かった。あまりない組み合わなのに好印象。ただ、田川はもう少しシュート練習したほうがいい。利き足で蹴って2回続けてホームランは萎える。枠に飛ばしてくれ。

 あと、前半見ててやっぱり内田のインサイドハーフは厳しい。まあ本職じゃないからあんまり言いすぎるのもアレかと思うけど、相変わらずボールの近くでは受ける気なさそうな動きしかしないし、ボールを持っても前を向けず、パスの出し先も迷っているばかりだった。前を向いてスピードを上げられるときはよかったけど、それだけでは評価できない。

 あと守備もいつも通り近くに行くだけで奪う気は感じられない。これはサイドに入った時の大智もそう。これを中央でやられると相手にとっては非常に楽だ。仙台以上のチームにはまず通用しないと思った。ハーフタイムに何か言われたのか後半からは少しマシになった。サイドハーフになってからはさらに良くなったが、インサイドは辛いよ。

 三田はどんどん良くなってきている。一番に代えられてしまったけど、今日は得点以外にも攻撃に変化をつける役割をこなせていた。愛斗もだいぶ落ち着いてプレーできるようになってきた。愛斗ももう少し守備の強度が上がるといい。割と球際で負けている。

 そういえばクリーンシートだから目立たないけど、林が1試合に何度もゴールキックをミスするのが気になっている。波多野が先発に抜擢されて、そこから林に戻されたあの頃はキックミスなかったのに、また増えてきた。あれ、なんでなんだろうといつも疑問だ。海外の試合とかではまず見ることがない。止まっているボールを蹴っているだけなのに。

 危ない場面がないわけじゃなかったけど、守備陣は概ね集中していて守りきれた。時間が経つにつれてズルズル下がってしまう癖は心配だ。また追いつかれるパターンかと思ったよ。最後に入った永井があの短時間で恐るべきスプリントを見せて気合いを注入してくれたのは熱かった。あれぞ途中出場の選手の姿勢だ。

 なんだかんだ言ってはいるけど、この日程の中で本当によくやってる。多少気になる面はあれど、2チーム分くらいのメンバーはちゃんと戦力になれている。次もまたホームでも試合だ。セレッソはウチよりも1試合少ないのに4ポイント上にいる。ここを落とすと追いつくのは難しくなる。まだ食らいついていたいから、ホームで3ポイントを。

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