[J1]第1節 浦和レッズ vs FC東京

2021 J1リーグ 第1節

浦和レッズ 1 – 1 FC東京

Stadium:埼玉スタジアム2002

得点
74分:阿部勇樹(浦和)
86分:森重真人(東京)

FC東京
FW レアンドロ(81’田川享介)、オリヴェイラ(46’アダイウトン)、渡邊凌磨(61’永井謙佑)
MF  安部柊斗、シルバ(75’青木拓矢)、東慶悟(75’三田啓貴)
DF 小川諒也、森重真人、渡辺剛、中村帆高
GK 波多野豪
sub:児玉剛、蓮川壮大

浦和レッズ
FW 杉本健勇
MF 汰木康也(87’武田英寿)、阿部勇樹(87’柴戸海)、小泉佳穂(75’田中達也)、伊藤敦樹、秋本考浩
DF  山中亮輔、槙野智章、岩波拓也、宇賀神友弥
GK 西川周作
sub:鈴木彩艶、伊藤涼太郎、金子大毅、武藤雄樹

あんまり明るくない試合でしたが、追いつけて良かったとしようか

ちょっとバラバラに見えた

 解説者になった内田篤人が言っていた

「強いチームがタイトルを取るのではなく、タイトルがチームを強くする」

 ついにルヴァンカップ優勝を果たし、念願のタイトルを獲得した。一昨シーズンは最後までリーグ優勝を争った。期待して入った2020シーズンはあまりの過密日程に苦しめられ、6位でシーズンを終えることになった。今年もオリンピックの関係でホームの連戦やアウェーの連戦とやや偏りのある日程にはなっているものの、そんな言い訳をしていたらキリがない。長谷川監督は試合前に言っていた。「アグレッシブに試合に入る、目標は優勝です」と。

 いくつか移籍市場で動きがあった中、スタメンに抜擢されたのは右ウイングの渡邊凌磨。ドイツブンデスリーガ2部に所属するイルゴンシュタットで初めてのプロ契約を結ぶも出場機会はなく、アルビレックス新潟、モンテディオ山形を経てFC東京にやってきた。右に凌磨が入ったことで、昨年はサイド起用の多かったディエゴがCFに戻った。

 あとはシーズン終盤はアンカー起用の多かった森重がCBになり、アンカーにはアルトゥール・シルバ。背番号が2番になっている。このポジションに2番ってなんか違和感あるな。まあ慣れの問題か。

 前半は一進一退といったところ。浦和が攻めれば次は東京のターン。だがどちらも決定機まではいかなかった。カウンターを恐れた慎重な攻めに終始したためだ。立ち上がり唯一危なかった場面ではゴールネットを揺らされたものの、今季から本格導入されたVARに救われた。

 東京は去年より、ボールを奪ってからまずはポゼッションを落ち着けようとしているように見えた。チームとしての変化のはずではあるが、前線の選手たちはこれまで通り早めにボールを貰おうと動き出す。そこでタイミングが合わず、やや時間を置いて前にボールを送った時には準備ができておらず攻撃にならないシーンが多く見られた。最低限の意思統一はしてきてほしい。

 後半は目指していたはずのアグレッシブさで浦和に遅れを取り、流れを取り戻せずにいるとコーナーキックから失点。このシーンはまあ仕方ないにせよ、押し込まれると自分たちの時間を作れなくなるのは相変わらずだ。ポゼッションにこだわらないサッカーをするにせよ、そこは改善しないと順位をあげていくことはできないだろう。

 そんな時間が続くと、レアンドロがイライラし始めて、アダイウトンと2人だけでサッカーをするようになる。こうなったら最悪でまず攻撃は成り立たない。ここはプロの舞台なので。今日に限らずこうなったら早めに交代していいと思うね。

 ギリギリこちらもセットプレーから追いついて勝点1を分け合った開幕戦になった。まだ1試合目なので負けなかったことでよしとすべきなのかも。苦手な埼スタだし。

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