[J1]第27節 名古屋グランパス vs FC東京

2020 J1リーグ 第27節

名古屋グランパス 1 – 0 FC東京

Stadium:豊田スタジアム

得点
50分:マテウス(名古屋)

FC東京
FW レアンドロ(77’原大智)、アダイウトン(65’永井謙佑)、オリヴェイラ(77’三田啓貴)
MF 安部柊斗、高萩洋次郎、シルバ(87’内田宅哉)
DF 小川諒也、森重真人、渡辺剛、中村帆高
GK 波多野豪
sub:児玉剛、オマリ、中村拓海

名古屋グランパス
FW シャビエル、阿部浩之(85’相馬勇紀)
MF マテウス、米本拓司、稲垣祥、前田直輝
DF 吉田豊、丸山祐市、中谷進之介、オジェソク
GK ランゲラック
sub:武田洋平、藤井陽也、成瀬峻平、宮原和也、石田凌太郎、シミッチ

最後は不運だったが結果は妥当

なんてバラバラなチームになってしまったんだ

 前節コンサドーレ戦は多忙につき見られなかったのでレビューできませんでした。

 他のクラブに比べると試合消化の早い東京は早くもあと5試合になった。実況の人が散々3位と4位の争いとかシックスポインターとか騒いでいたけどうちの方が2試合多いんでね。そんな気はしていなかったよ。

 気合いは感じられる立ち上がり。監督に言われてきたのだろうというのは見て取れた。トップ下に高萩が入り広く動いてはシンプルに捌いてリズムを生み出そうとしている。ただし全体を見渡しても連動して動いてくる味方がいない。高萩の次の選手でプレーのテンポがまた落ちる。流れは徐々に名古屋に持って行かれた。

 というかこの試合、なんか前半戦にホームで当たった時と似ていません?あの時も「守備が堅い両チーム」なんて言われている通りに、堅いというよりはお互いにリスクを取らないプレーを繰り出す展開が続く。今日も点の入る匂いはあまりしなかった。

 ボールを持っている時にどうやって運んでいくのかシーズンも最終盤になっているのにまるで共有できていない。裏に抜けるプレーはほぼなく後ろの選手は出しどころがなくて伺うばかり。縦パスを入れても必ず相手を背負っていて次のパスの選択肢も作れていないのでただ潰されていた。

 時間が経つごとに前線のブラジル人たちは苛立ちを隠せなくなってきて同時に献身性が減ってきた。奪われてもすぐに切り替えられずそこで終わり。たまに前を持ってボールを持てば無理に仕掛けるか信頼しているブラジル人しか見ていないようなプレーばかり。あんな一発のラッキー突破にかけているようじゃ当然点は奪えない。体の大きい選手が一人で点を取る小学生の試合場じゃないんだぞここは。

 後半は高萩をアンカーにするもさほど変化は感じられなかった。前線をみんな入れ替えた後に一度だけ良さそうな崩しが見られたが、それ以外は得点の可能性すらなかった。失点のハンドは本人が抗議すらしていなかったし妥当だと思う。ちょっと運もなかったけど、まあ勝てるような試合じゃなかっただけに悔しくもないですね。

 今のところは4位にいるけどこれから他のチームは差分の試合を消化した頃にはズルズル順位が下がっていることでしょう。なんか負けるのに慣れてきてしまったこのメンタリティが悲しい。これからの終盤戦もう少し明るく終えられるといいなと願っているよ。

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